今週のお題「ゾッとした話」
まだ私が20代の頃の話です。
職場の女子大生アルバイトAちゃんと
ひょんな事から良い感じに…。
まぁ、簡単な話、飲み会の席で
大胆なアプローチを食らいましたw
「やっぱ男はアラサーからが本番なw」
とかほざいてた私の
まんざらでもない態度をみかねた
後輩のB君が帰りの車の中で、
「ankimoさん!絶対にダメですよ!」
「Aちゃんに手出ししたら、奥さんに言いつけますよ!」
「俺、本気ですからね!!!」
と、いつになく息を巻き
釘を差してきました。
当然、Aちゃんに手を出すなんて
考えもしませんでしたが、
その時は「嫉妬かよwうぜぇなコイツ」
くらいにしか思ってませんでした。
しかし後々、こうやって
本気で止めてくれる存在というのは
ありがたいことだと気づき、
自分の不甲斐なさを痛感した私は
心からB君に感謝したのでした。
「やっぱ友情よ!」と。
その数日後
B君はAちゃんに告白しました…
…
私はゾッとしました…
え…なに?
嫉妬やん!
ただの嫉妬ですやん!!
俺の友情返して!w
と、内心思ったのはココだけの話w
まぁ、後輩が幸せになってくれれば
何も言うことはありません。
私「で?付き合うことになったの?ん?」
とニヤニヤしながら私が尋ねるとB君から
B君「えぇ…まぁ…なんというか…」
と歯切れの悪い返事が…。
聞けば今度二人で出かける予定とのこと。
(あっ…保留されてる感じか…)
と、勝手に納得した私は
それ以上の詮索をやめました。
「気のない女を振り向かせるほど
コスパの悪い行為はこの世になし!」
この格言を彼に贈るべきだったと
今も悔やんでます…。
もっとちゃんと話を聞いて、
「やめとけ」と言えばよかった…。
そうです…
ここからが地獄の始まりだったのです…。
ほどなくしてAは
就職のためバイトを辞めて
私達の職場を去っていきました。
その後、1年くらいかけて
Bはみるみる元気がなくなり、
目に見えて痩せていきました…。
今までしなかった金の話をしだして
マルチ商法にでも手を出したのか
自分の後輩に変な水売りつけたり
集会に誘ったりするようになりました。
そんな行動が問題になったのか
わかりませんが
Bは職場を去ることに。
あの明るかったBがなんでこんな事に…
彼が去ってまた1年ほどしてから
よくBとつるんでいた
Cと話をする機会があったので
尋ねました。
「最近Bと連絡とってる?」
するとCが
「ankimoさん、知らないんですか?」
「あいつ鬱病みたくなっちゃって…」
「この間自殺未遂したんですよ…」
「はぁ…!?」
私が声にならない声を上げました。
Cが話を続けます。
「宗教みたいなやつですよ。」
「付き合ってる女が悪いんです」
「いや、あれ付き合ってるって言わないですね」
「あの女のせいでBがおかしくなったんです」
ここで私はようやくAの事を思い出します。
察し悪すぎやろと思うかもしれませんが、
Aは普通に美人(ヲタク受けしそう)な
大学生で、そんな気配が全く無い
感じの良い娘でした。
Cに尋ねます。
「その女って昔ここでバイトしてた大学生で、なんとなく◯◯に似てる…」
するとCが
「そうです!前ここでバイトしてたって言ってました。たしかに◯◯に似てますね」
…
ゾッとして血の気が引いていきました…。
その後、Cが教えてくれた話と
他のBつながりの人間に聞いた話から
私が調べた情報をまとめると
衝撃の事実が明らかになりました。
Aの家はとある新興宗教の熱心な信者
だったのです。
その団体は宗教マルチ
とも言うべき団体で、
自己啓発セミナーみたいな集会に
誘い込んで景品渡して記名させて
後日数人で家に押しかけて勧誘し、
(家の前で違法スレスレの迷惑行為有り)
入信した相手に一定額の寄付と
集会への参加を義務付けるそうです。
その集会では
催眠法を使ったリラクゼーションと称して
マインドコントロールのような施術が
なされます。
ちなみにCはここまで行ったらしく、
脱退できたのは親の力と言っていました。
信者は布教のためとマルチ商法の手口で
次々に被害者を増やしていきます。
その手口は巧妙でコントロールされた
信者は本気で相手のためを思って
行動してるようでした。
相手の恋愛感情にもつけ込むため
男性ターゲットには若い女を
勧誘に向かわせるのが
常套手段だそうです。
つまりAは私にハニートラップを
仕掛けていた可能性が
非常に高いわけです。
ここからは私の想像です…
いくら美人とはいえ、同じ職場で
ハニートラップを何度も仕掛ることは
できません。
1回、もしくは2回が限度でしょう。
より確実に獲物を得るためには
相手側に
罠にかかった時逃れられなくなるような
要素が必要になります。
当時私にしかなかったその要素…
それは、
「嫁の懐妊」
思えばこの話を職場でした時からでした
Aからのアクションが増え、
一歩踏み込んだ話を
するようになったのは…
「奥さんと仲いいんですね」
「羨ましいな〜」
「私もはやく子供欲しい(笑)」
「ankimoさんは理想的な旦那さんです」
そんなセリフを思い出すと、
その時の屈託のない笑顔が
本当におそろしくなりました。
ハニートラップにハメたときに、
1番弱みを握れるのは
家庭円満な妻子持ちという事です。
自分に歳が近く結婚して間もない子持ち…
これ以上ない獲物です。
もしあの時、B君が止めてくれなかったら
私は妻子ある身でありながら、
Aに連絡を取っていたかもしれない…
いや、あの時B君が止めなくても
連絡は取らなかったでしょう。(たぶんw)
私が助かった1番の要因は
B君のAへの告白だったと思います。
自分に惚れてるとわかればトラップなんて
必要ないですからね…。
確かにこのタイミングでAから私への
アクションは減りました。
ターゲットを私からB君に変えたのでしょう…
そこからどんな経緯があったのか
詳しくはわかりません…
B君は精神を病み
最終的に実家の金に手を出して
親に絶縁され、自殺未遂まで
追い込まれたのは事実です。
こんな不幸が私と家族に
降り掛かっていたかもしれない…
今思い出してもゾッとします…。
B君の自殺未遂から数年後、
彼は何とか生きてると風のうわさで
耳にし安心しました。
そんなタイミングでスマホに
見覚えない番号からラインが…。
(当時はメールからラインへの過渡期でした)
ankimoさんお元気ですか?
昔の携帯整理してたら番号見つけて、
懐かしくってついつい
ラインしてしまいました…
覚えてくれてますか?
Aです…。
😱😱😱😱😱😱😱
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